豪遊するより質素な暮らしの方が豊かな人生を送れるのは本当?
豪遊するより質素な暮らし?
お金を稼いで豪遊をするのが人生の目標だとする人もいますが、最近では質素な暮らしでも豊かな人生を送る人も増えています。
豊かで質素とは一見すると矛盾するような事柄ですが、これはいったいどういうことなのでしょうか。
豊かで質素な生活
人間の生き方は人それぞれであり、何に価値を重く置くのかも異なります。
質素な生活なんて豊かではないでしょうと考える人もいて当然なのですが、これを価値観の違いと切って捨てるのは尚早だと言えるでしょう。
何故なら豪遊することが豊かな人生である人からすると、質素な生活は困窮しているのではと考えがちだからです。
しかし、ここで注意したいのが質素な生活と困窮する生活は違うということです。困窮する生活とはお金がないために起きることで、生活していくことそのものが辛い状況にあります。
反面で質素な生活はお金があってもできるものです。身の回りの品や利用するサービスなど、お金をかけなくて幸せな人生を送るのは難しくありません。
どこに価値をおいて生活をするのかが異なるだけであり、幸福に生きるかどうかは資産の多寡は必要のない要素なのです。
豊かな人生
反対に資産があれば豊かな人生になるのかといえばそうでもありません。確かに物質面では恵まれるでしょうが、精神面では恵まれないことが多いのも事実です。
資産を守ることに躍起になり、常に気を張りながら生活をする苦しさは、とても幸福な人生を送っているとは言いにくいでしょう。
実際にお金持ちの多くは、質素な生活を送っていることが多いです。豪華な食事をするよりも食べ慣れたものを食べ、住み慣れた家に住むことは健康的な生活をおくるのに十分に価値を持っています。
豪遊ばかりをしていて生活習慣病にかかるリスクを上げるよりも、健康で長生きをした方が良い人生ではないでしょうか。
豊かさとはなにか、この定義によって意見は別れるでしょうが、質素な生活は悪いものではありません。実際に欧米でもマクロビオティックのような本来の食事に回帰するような考えが流行っています。
精神的な安定を求めることは物質的な面よりも人間が生きていく上で大切なことですので、豊かに生きることは豪遊することだと囚われないことが大切です。
質素な生活でも豊かな人生
豪遊をするよりも質素な暮らしをしたい人は増えています。資産がない人からすれば憧れの生活も、偶にするから良いものであって毎日がそればかりだと疲れてしまうのが人間です。
そのために質素な生活でも豊かであると認識することが重要で、この心持ち1つで人生は大きく変わってくるのではないでしょうか。