塵も積もれば山となる?豊かな人生を送るための節税について
節税
サラリーマンの人にとって、節税は関係ないと思いがちです。しかし、実際には節税をするための方法もあります。小さな額ではありますが、ちりも積もれば山となるので知っておいて損はありません。
確定拠出年金
サラリーマンの節税対策として知っておきたいのが確定拠出年金です。ご存知の方も多いでしょうが年金は3つのタイプに分類できます。
有名なのは国民年金で、次に厚生年金か共済年金、国民年金基金と職種によって掛けられるものもあるのです。
そして確定拠出年金として扱われるのが企業年金と個人年金の2つになります。企業年金とは特定の企業が導入しているもので、個人年金は保険会社などが運営する年金です。
この確定拠出年金については掛金に応じて月にいくらという形で課税所得から差し引くことができるのです。最大で月に2万3000円の節税ができることから、かなり大きなメリットになります。
また、国民年金などは支払われるのか、支払われても十分な額にならない可能性が高いことから、確実に受け取れる確定拠出年金の存在は大きいでしょう。
ただ1つ覚えておきたいのは確定拠出年金における控除は、所得控除申請をしないと受けられない点です。申請をしなければ控除を受けられませんので、忘れないようにしてください。
損益通算
もう1つの節税としては株式や投資信託などの投資において、損失を出した場合は損益通算を行えます。損益通算とは実際に得た所得、もしくは利益から損失分を差し引きできるというものです。
サラリーマンで投資をしており損失を出した場合は、確定申告をすることで損失分を差し引いた税金を支払うことになります。
つまり、払いすぎた税金を返金してもらうことが可能なのです。ただし、損益通算ができる投資の対象が決まっていますので、その点だけは注意してください。
対象となるのは日本株、投資信託、FX、日経平均225先物などがあります。反対に損益通算ができないのは配当所得や外国株、または雑所得にあたるものが該当します。
雑所得にあたるのは純金やプラチナなどへの投資、外貨預金における為替差益などです。ちなみに損益通算は3年間の繰越控除ができるのもポイントでしょう。
投資をするという場合は、損失をだしたとしてもこの損益通算を利用することにより損失分で節税できるのでお勧めです。
サラリーマンでも節税をすることは可能です。そのために必要なのが、確定拠出年金と投資における損益通算になります。
特に確定拠出年金はメリットが大きいものですので、上手に利用すると良いでしょう。