老後資金は結局どれくらい必要なの？用意しておきたい貯金額
老後資金
実質的にどんどんと年金が削減されている現在では、老後資金が気になる人も多いです。この老後にかかる資金ですが、結局はどのくらい用意しておくべきなのでしょうか。
積極的に資産を運用しないといけないケースも多いので、早めに知っておくことをお勧めします。
老後資金の貯金
老後資金はどの程度の貯金があれば大丈夫なのかですが、よく言われる話では1人あたり3000万円とされています。
実際にはそんなにかからないのではと思われるかもしれませんが、実際にはどうなのでしょうか。この3000万円の根拠となっているのが随分と前に厚生労働省が算出した数字なのです。
サラリーマン世帯で老夫婦2人をモデルとしたもので、10年から15年間を賄った上での数字となっています。生活費のみではなく予備費なども含めてのことですので、多少多めに見積もられていると言って良いでしょう。
しかし、一方で現代ではさらに多くの数字が算出されているのも事実です。金融の専門家によれば現在では豊かな老後を送るのには夫婦で1億円近くも用意しておきたいとされます。
60歳を定年として、平均寿命である90歳まで生きるということが前提です。そのため先程の3000万円の時の倍の時間を見ているので、どうしても額は増えてしまうのです。ただ単純に2倍というわけではなく、さらにお金がかかるだろうと予測しています。
老後資金のための資産運用
年収が300万円から400万円で働いている人からすれば、そんなに貯められるわけがないと思う人も多いのではないでしょうか。
仮に賃金がこの先あがらないとすれば年収が300万円の人であれば30年働いても1億円に収入が届きません。
400万円の人でも1億2000万円程度の計算になりますので、老後の貯金が1億円と言われれば生活をしていくことができないでしょう。
もちろんのこと年金をもらうこともできますが、年金のみで生活をしていくのも難しいですし、さらに将来的には70歳以上から支給される可能性も低くありません。
だからこそ現代では若い内から積極的な資産運用が重要になるとされるのです。資産を運用することで少しでも利益を出しておかなければ、金銭的に困ることのない老後を送ることは難しいでしょう。
資産運用の方法にも幅があり、少しずつ積立ができるものなどを利用すれば、リスクを低減しながら増やすことも可能です。老後資金は一説によれば夫婦で1億円ものお金が必要になると言われます。
このお金を貯蓄できるだけの収入を得ている人は少なく、多くの人は無理だと思われることでしょう。結果、資産運用を積極的に行うことが老後資金を貯めるいちばんの方法になるのです。